先日、テレビで卓球少年とそのご家族の奮闘を観る機会がありました。小学4年生の男の子なのですが、学校から帰宅後少し仮眠をとり、その後練習場へ行って夜10時の体育館の閉館時間ギリギリまでお父さんと一緒にひたすら練習をします。
辛くて涙が出ても練習をやめることはなく、お父さんを相手に様々なプレーを想定した練習を繰り返します。
これを見て、お父さん、お母さんはもちろんですがお子さんも頑張る事が当たり前なのだなと感心しました。このお子さんは試合で目標を達成し、次の目標に向かって気持ちを新たに頑張る、というところで番組は終わりました。
よく、雑誌や本などで成功した人の話などを読むと、「もともと何かが好きで親が言わなくても勝手にやっていた」という内容のモノがあります。これは成功した人の謙遜も含めた「終わったこと」だからこそ言える過去にすぎないのです。
おそらく実際は「好き」ではあったけれども、それ以上にあきらめずに努力を続けてきた結果、得た成功なのではないかなと思うのです。
スポーツにしろ勉強にしろ、何の努力もなしにうまく行った人などいません。もちろん中には才能豊かな人もいるでしょうが、それでも多分毎日驚くほどの練習や勉強を続けてきたハズです。
逆に言えば、普通の人であっても「努力を続ける我慢強さ」があれば花が開くということになります。
勉強でも頑張ってやり続けていてもうまく成績が伸びない時はあるでしょう。でも、それは次のステップへの「タメ」なのです。そこでくじけずに続けることで、いつかはわからなくても必ずグンと伸びるときがきます。
「もうあかん」と思ったときは、ぜひ「今は階段の途中なんだ。これから大きな段を上るんだ。」とイメージしてみてください。もう次の段は見えています。あと少しだけ頑張り続けてみましょう。